自分のブログに他の人とは異なるオリジナリティーを付与したいと感じている人は少なくないかもしれません。そのような場合、まずは自分のサイトを特徴付けるようなロゴを作成し、ヘッダーやサイドバーに表示してみるのはいかがでしょうか。
ここでは、自分のブログやサイトにロゴを設けるメリットと、その方法を説明します。
ブログに独自のロゴマークがあることの最大のメリットは、ブログの読者にロゴを見てどんなブログかを想起させられる点と言えます。
例えば、SNS上にブログのリンクとともにそのロゴが共有されていれば、ブログの読者はそのロゴを見ただけでお目当てのブログだと気づくことができるでしょう。
また、ブックマーク時にロゴが表示されていれば、他のブログとの見分けもつきやすいかもしれません。このように、ロゴマークは、自分のブログへ個性を与え、差別化を図ることが期待できます。また、画像を作成し表示するだけというお手軽さも、その利点の1つと言えるかもしれません。
多くの場合、デザインを用いて自分のサイトを差別化するには時間も労力もかかってしまいます。初めからサイト全体のデザインの改良を試みていては、大切なコンテンツに注力することも難しいでしょう。ブログはあくまで記事がメインです。
それゆえ、最初のブランディングとして、記事を書く合間にロゴを作成することが最善かもしれません。
HTMLやCSSでブログを自作している場合やCMSを用いている場合は、ロゴを表示可能な場所は多岐に渡るでしょう。その中でも外せないのは、多くのサイトでヘッダーの左側に表示されているロゴかもしれません。これはホームボタンやメニューボタンの役割を担っている場合が少なくありません。
また、ブラウザのタブやブックマーク時に表示されるアイコン画像、いわゆるファビコンにも同様のロゴを用いることが可能です。現在開いているタブをすぐに見分けるためには欠かせないロゴと言えるでしょう。一方、ブログサービスをはじめとするカスタマイズが難しい場所で運営している場合は、そのサービスにもよりますが、サイドバーやフッダーに画像として設けることは可能かもしれません。
ただし、それが単なる外部サイトへのバーナーと認識されないためにも、サイドバーならば最上位に表示するなどの工夫が必要と言えます。また、自作サイトとブログサービス双方に言えるのは、全てのページで共通に表示できる場所が理想という点です。
そのような場所に表示することにより、ロゴの認知がされやすくなります。
ロゴを作成する場合にお手軽なのは、ロゴ作成ツールなどを用いる方法です。このツールを用いれば、シェイプや色を指定するだけで簡単にロゴを作成することができます。
ダウンロードして利用するツールの他にもウェブサービスとして様々なものがありますので、まずは「ロゴ作成ツール」などで検索してみましょう。なお、有料のものもあるかもしれませんが、最低限のロゴを作るなら、多くの場合無償のものでも事足りるはずです。
一方、1からロゴを自作するという方法も考えられます。しかし、この場合はある程度の画像編集の知識が求められます。そして、ロゴ作りはあくまでデザイン作業なので、少なからずのセンスも問われることでしょう。それゆえ、自信がない方は作成ツールを用いる方法をおすすめします。
なお、アイコンを自作するメリットは、完成後もシェイプや色の変更といった微調整がしやすいという点です。「やや線を細くしたい」「少しこの部分を左に寄せたい」など、完成後しばらくしてから感じることも少なくないものです。
最後は、作成ではなく外注をして作ってもらう方法です。より洗練されたデザインを求める場合にはやはり専門のプロフェッショナルにお願いするのが早いかもしれません。ブログである程度収益を得ている方やより高い完成度を求める方にはおすすめです。
納品の形式もpsdやaiなどのフォーマットにして貰えば、自作の場合と同様、完成後の編集も可能です。なお、依頼先としてデザイン事務所やフリーランスの方などが考えられますが、その価格帯はピンキリなので、まずは見積もりをたててもらう必要があるでしょう。
ブログのロゴは、ブログ名をそのまま用いる単純なものや、よりアイコン化を進めシンプルな記号だけにしているものなど多岐に渡ります。しかし、ここで重要なのは、そのロゴがブログのコンテンツとしっかりマッチしているか、という点なのかもしれません。
政治経済などの固い内容を扱うブログにガーリーで可愛いロゴが設けられても、そのミスマッチ感は否めません。何より、そのロゴを見て、どのようなサイトかの想起が難しくなるでしょう。それゆえ、ロゴを作る際は、そのコンテンツの方向性を考慮して、なおかつ、デザイン性を高めることが大切と言えます。
また、画像の縦横比も大切です。あまりに横長のものにしてしまうと、ブラウザのタブに表示されるファビコンをはじめとするアイコンには不向きと言えるでしょう。また、サイドバーに表示する際にも縮小されすぎて、見えにくくなってしまうおそれがあります。
それゆえ、表示できる場所が限定されすぎないように、適度な縦横比を心がけ、ロゴに汎用性を持たせることが大切と言えます。ただし、同一ロゴで複数のパターンを作成するのであれば、そのような心配は不要かもしれません。
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ロゴを表示する際、言うまでもなく、他人が作ったものを勝手に用いてはいけません。著作権の問題もありますが、なにより、それではオリジナリティーも失われ、本来のロゴの目的が果たせなくなってしまいます。最悪の場合、偽サイトのレッテルを貼られかねません。
ツールを使うにせよ1から自作するにせよ、はたまた、誰かに作ってもらうにせよ、自分のブログのロゴは自分で用意することが前提です。また、ロゴを自作する際にフリー素材の画像を用いる場合は、その素材の提供元のライセンスをしっかりと確認する必要があります。
場合によっては、提供元の表示が求められていることもあるので、見逃しは厳禁です。
以上の点を守って、かっこいいあるいは可愛いおしゃれなロゴを、自分のブログに表示しましょう。